こんにちは!この度は私のブログにお越しいただきありがとうございます。このブログでは、PTAの会計担当者の方々に役立つ情報を発信しています。
今回は、PTAの会計において必要となる単式簿記について解説します。単式簿記とは、一つの帳簿に収入と支出を記録する簡単な簿記法です。PTAの会計は、一般的には非営利活動であり、複雑な取引が少ないため、単式簿記で十分に管理できます。
単式簿記のメリットとデメリット
単式簿記のメリットは、以下の通りです。
- 帳簿の種類が少なく、記帳が簡単である。
- 収入と支出のバランスが一目でわかる。
- 会計ソフトやエクセルなどを使えば、計算や集計が容易である。
単式簿記のデメリットは、以下の通りです。
- 資産や負債の残高が把握できない。
- 取引の内容や相手が明確にならない場合がある。
- 決算書や財務諸表を作成することができない。
単式簿記の記帳方法
単式簿記では、一つの帳簿に収入と支出を記録します。この帳簿を現金出納帳と呼びます。現金出納帳には、以下の項目を記入します。
- 日付
- 摘要(取引の内容や相手)
- 収入金額
- 支出金額
- 差引金額(収入と支出の差額)
- 残高(前日の残高に差引金額を加減したもの)
現金出納帳の例を以下に示します。
日付 | 摘要 | 収入 | 支出 | 差引 | 残高 |
---|---|---|---|---|---|
1月1日 | 前年度繰越 | 100,000 | |||
1月5日 | 会費入金(10名) | 50,000 | 50,000 | 150,000 | |
1月10日 | 学校への寄付 | 20,000 | -20,000 | 130,000 | |
1月15日 | バザー収入 | 80,000 | 80,000 | 210,000 | |
1月20日 | バザー経費 | 30,000 | -30,000 | 180,000 | |
1月25日 | 保護者会費用 | 10,000 | -10,000 | 170,000 | |
1月31日 | 月末残高 | 170,000 |
単式簿記の注意点
単式簿記では、以下の点に注意する必要があります。
- 現金出納帳は、現金の収入と支出だけでなく、銀行振込や電子決済などの取引も記録すること。
- 現金出納帳は、毎日または定期的に記帳し、月末には必ず締めること。
- 現金出納帳は、領収書や領収証などの添付資料と一緒に保管すること。
- 現金出納帳は、会計監査や税務調査などに備えて、最低でも5年間は保存すること。
以上が、単式簿記についての解説でした。単式簿記は、PTAの会計において最も基本的な簿記法です。単式簿記を正しく理解し、正確に記帳することで、PTAの活動を円滑に進めることができます。
今回の内容はいかがでしたでしょうか?他にも関連する記事がたくさんありますので、興味のあるものはぜひ目を通してください!それではまた次の記事でお会いしましょう。
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