収支会計とは?概要・メリット・デメリットを解説します

こんにちは、この度は私のブログにお越しいただきありがとうございます。このブログでは、PTAの会計担当者の方々に役立つ情報を発信しています。

今回のテーマは「PTAの収支会計の概要・メリット・デメリット」です。

PTAとは、保護者と教職員が協力して学校教育を支える団体です。PTAは、学校の教育目標や方針に沿って、様々な活動を行っています。例えば、学校行事の支援、学校環境の整備、安全対策の推進、教育講演会の開催、学校と地域の連携などです。

PTAの活動には、会費や寄付金などの収入と、活動費や事務経費などの支出があります。これらの収入と支出の管理を行うのが、PTAの収支会計です。PTAの収支会計は、PTAの活動の透明性と信頼性を高めるために重要な役割を果たしています。

PTAの収支会計の概要

PTAの収支会計は、一般的に次のような手順で行われます。

  1. 予算の作成と承認
    • PTAの活動計画に基づいて、収入と支出の見積もりを作成します。
    • 作成した予算案を、PTAの総会や役員会などで審議し、承認を得ます。
  2. 収入の管理
    • PTAの収入は、主に会費や寄付金、行事の収益などです。
    • 収入は、領収書や入金伝票などの証憑を発行し、適切に記録します。
    • 収入は、定期的に預金し、預金通帳や残高照会などで確認します。
  3. 支出の管理
    • PTAの支出は、主に活動費や事務経費、寄付金などです。
    • 支出は、必要に応じて予算の変更や追加を申請し、承認を得ます。
    • 支出は、領収書や出金伝票などの証憑を添付し、適切に記録します。
    • 支出は、定期的に精算し、預金通帳や残高照会などで確認します。
  4. 決算の作成と監査
    • PTAの会計年度は、通常、4月1日から翌年3月31日までです。
    • 会計年度末に、収入と支出の実績をまとめて、決算書を作成します。
    • 作成した決算書は、PTAの監査委員によって監査され、正確かつ適正であることを確認します。
  5. 決算の報告と承認
    • 監査された決算書は、PTAの総会や役員会などで報告し、承認を得ます。
    • 承認された決算書は、学校や教育委員会などに提出し、公開します。

PTAの収支会計を行うことで得られるもの

収入・支出を正しく記録し、適正な決算報告を行うことには次のようなメリットがあります。

  • PTAの活動の効果や成果を把握することができます。
  • PTAの活動の透明性と信頼性を高めることができます。
  • PTAの活動に対する保護者や教職員の理解と協力を得ることができます。
  • PTAの活動に対する学校や教育委員会の評価と支援を得ることができます。
  • PTAの活動の改善や発展のための参考となることができます。

PTAの収支会計で苦労すること

一方、PTAの収支会計には、次のような大変な点もあります。

  • 会計担当者には、会計の知識や技能が求められます。これまでに会計・経理の経験がない場合には、収支の記録方法から決算報告書の作成までに必要な作業やルールを習得する必要があります。
  • 会計担当者には、会計の作業に時間と労力がかかります。複雑な会計システムを使っている場合には機能の理解に時間がかかります。エクセルを使用している場合には入力方法や細かい手直しの方法を学ぶ必要があります。
  • 会計担当者には、適正な会計処理を行う責任と、決算報告を行う義務が生じます。
  • 会計担当者には、会計のミスや不正な支出に対応する必要があります。

まとめ

PTAの収支会計は、PTA活動の透明性と信頼性を高めるために重要な役割を果たしています。しかし、会計担当者には、会計の知識や技能、時間と労力、責任と義務などが伴います。会計担当者の方々は、これらのメリットとデメリットを十分に理解し、適切に対処することが必要です。

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